「Protagonist」に込めた思い

~ 先頭に立って戦う人・闘士・主唱者 ~

「舞台」という戦場で戦い続ける舞台人、身体表現者として。
 

日本ではあまり馴染みがない言葉だと思います。小さな辞書を引くと「主役、主人公」という意味がまず出てきますが、語源は違います。
もともとは古代ギリシャの、主役と演出を兼ねる第一俳優。転じて、主義のために先頭に立って戦う人、闘士、主唱者、と言う意味です。ドイツの新聞批評でしばしばこの言葉で自分の働きを形容されたことは,とても名誉に思っています。
舞台を戦場と見るならば、そこで戦い続ける舞台人、身体表現者としての切り口を,ここでご覧頂きたいと思います。
どういう主義の元に僕が闘士として戦っているのか。それはオペラ歌手の現場では「あくまでも作曲者のインスピレーションを離れずに、音楽、舞台の神様のしもべとして仕える」という態度です。

ドイツでの最終公演後の舞台挨拶(ゲラ市立歌劇場)